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*Column第1弾、ムッシュの「言いたい放題」コーナーです。勝手な尺度で発信してますので、軽く斜め読みしてください。*
 
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>> 1-30 (2001年) >> 31-50 (2002年) >> >> >>
 
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タイトル
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タイトル
1
2001.4.1 「なんか変だよ!」日本のメディア
11
2001.8.4 "Restructuring"U
2
2001.4.18 "IT講習会"???
12
2001.8.7 "Restructuring"V
3
2001.5.12 "!IT講習会"その2
13
2001.8.13 ローテーションの大事さ
4
2001.6.1 お酒を飲む場所に子供を連れて行ったら
14
2001.8.26 JLPGAの将来が不安
5
2001.6.13 「浜崎 あゆ」モドキ
15
2001.9.11 ゴルフ場のキャディーさん
6
2001.6.24 この親にしてこの子あり?か
16
2001.9.23 企業のモラルアップが経済活性化の源?
7
2001.6.25 新しい機能を付加するとき
17
2001.9.29 オフィスで破裂音はいやですね。
8
2001.7.5 常連こそマナーが大事!
18
2001.10.1 引き際の美学
9
2001.7.18 またまた「ケイタイ」ネタ
19
2001.10.13 大声!何とかならないかな?
10
2001.7.26 "Restructuring"
20
2001.10.17 ”癒しと安らぎ”
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タイトル
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日付
タイトル
21
2001.10.28 気になる”ウェアラブルPC”
31
2002.1.10 成果主義とワークシェアリング
22
2001.11.4 日本版401K
32
2002.1.26 目的と手段
23
2001.11.6 「親父」考(子供達への思い)
33
2002.2.2 "Restructuring"W
24
2001.11.11 プロ野球マスターリーグに思う
34
2002.2.10 Fact Finding(現場主義)
25
2001.11.17 初対面の対応
35
2002.2.16 "Restructuring"X
26
2001.11.20 "1122"(語呂合わせで「いい夫婦の日」とか)
36
2002.2.28 利権と保身
27
2001.11.25 権利と義務
37
2002.3.5 Go Golfing(坂田信弘プロ)に感銘
28
2001.12.10 サラリーマン化した大企業の社長、幹部
38
2002.3.10 石原伸晃 行革担当大臣
29
2001.12.23 仲良しのおじさんが一緒に仕事をやる
39
2002.3.17 「匠」が日本再生のキーポイント?
30
2001.12.26 人気商品と品切れについて
40
2003.3.21 内向きの仕事ばかりしてませんか?
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タイトル
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タイトル
41
2002.3.27 今、旬な二人を紹介
51
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2002.4.3 久々にいいTV番組
52
43
2002.4.10 "Restructuring"Y
53
44
2002.4.20 お粗末なシステム管理
54
45
2002.5.4 狂気に近い確信
55
46
2002.5.11
生まれ故郷を訪ねてみたい
56
47
2002.5.18
若手の抜擢
57
48
2002.5.25
引き際の美学U(自分のことなんで、美学???)
58
49
2002.5.25
少子化対策
59
50
2002.5.29
会社でお世話になった方々に感謝
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日付
コラム
1 2001.4.1 ■さて、第1回はきのう終了した”マスターズ”での「伊沢プロ」の活躍や、大リーガー「イチロー」の活躍をとらえる日本のメディア関係者について、「なんか変だよ!?」と言いたい。
先週、イチローが狙いすましたようにすばらしいホームランを打った。メディアは”日本人初”とやたら言いたがる。
野茂投手の時もそうだった。今以上だったかもしれない。
きのう、「伊沢プロ」がマスターズで4位Tに入るすばらしい活躍をした。ここでも”日本人初”の連発である。
やっているプレイヤーは日本人の代表と言う気持ちはないだろうし、日本国が金銭的に支援している訳でもない。それなのに、メディアは日本代表のような言い方だ。マスターズに出場している人の国籍を調べたら分かるけど、全世界から参加しているし、PGAのプレイヤーの国籍は多様である。米国内のメディアは彼らを一プレイヤーとして活躍を賞賛しているのに日本人は、すぐに”日本人初”と言いたがる。
”グローバル””ワールド・ワイド””メガ・コンペティション”と言いながら、どこかで「島国根性」が抜けきらないように思う。オリンピックがいい例である。と言うか、前述の最悪の例で、選手が萎縮するケースも少なくない。
ムッシュとて、イチローや野茂や好きな選手が海外で活躍しているのを応援はするが、嫌いな日本選手は別にどうでもいいし、日本人ではないが、カリー・ウェブやデビット・デゥバルは好きだから応援している。
日本のメディアの皆さん、目線をその場での公平な位置にして報道してはいかが?そして、メディアを受け取る側も今までと違った角度と言うか、目線で見てはどうですか?
まっ、日本的商業ベースの報道でしか生の情報が取れないので、いたしかたない面もあるが。
2 2001.4.18 ■もうまもなく退かれるM首相が「IT関連法案」を発令したことで、ムッシュの住む自治体でも”IT講習会”なるものが開かれると案内が回っていたのを目にした。
ちょっと待ってよ!と思う。PCなんかはちょっと講習会に参加しただけで使えるの?PCを買おうと思うの?民需が活性化するの?
1.PCを使えるようにするには、”習うより慣れろ”でしょうね。勝手に使える環境整備が重要なのでは?たとえば、ここでインターネットカフェの再登場なんてどうかな?勿論、使う人は「タダ」で、税金で補助する。
2.PCを買おうと購買力を増やすには、PC購入減税、プロバイダー契約無料、インターネット接続通信料の軽減など、少しは購入意識をくすぐるのはどうかな?数年前に企業向けにPC購入減税をやったはずで、企業には大量のPCが導入されたと記憶している。民需の活性化もあわせ込んだ施策が欲しいと思う。
最大の問題は、ケイタイで事足りている多くの若者達をどうしたらPCの文化に取り込めるかだということではないかな?「手軽さ」が一番の違いでしょうね。情報を”量”と”質”なんかを知らないでも事足りている世代へのアプローチが欠如しているように思えてならない。
そうそう、今度冷やかし半分に”IT講習会”を覗いてこようかな?
3 2001.5.12 ■前回に引き続き、IT講習会の話題に触れてみたい。今朝(5/11)の朝日新聞のコラムに政府が推進しているIT化の浸透と言う事で、巨額のお金を投資して実施している全国自治体での「IT講習会」の1−3月の実績報告があった。その結果は全国で約11万人が受講したそうだ。政府の目標は来年の3月までに550万人に受講させたいとのことである。政府の目標だと3ヵ月過ぎたところで約140万人が受講していなければ目標を達成しない。現在のところ目標の1/10以下である。前回苦言を呈したがムッシュ的感覚では当然の結果と思っている。”目標に対する手段(アプローチ)”が異なっているからである。若者はケータイで事足りている人がほとんどなのだから、わざわざパソコンの講習会なんかに足を運ばないって。講習会に行くのは会社をリタイヤされたおじさん達だけだろう!
ムッシュが20年前にワープロの設計に携わっていた頃は、キーボード文化の始まりだったし、かな漢字変換と言うすばらしい技術に出会った訳だが、かな漢字変換のアルゴリズムなんて使う方にとってはどうでもいい事だ。
IT講習会の結末はもう見えた。ここで心配なのは、予算化したお金だからと言って全部使い切ってしまう事である。アウトプットがあるならいいが、無理矢理使うのは「無駄遣い」である。3ヵ月で実績を確認したんだから、ここで”Why”と考えて欲しいのだが・・・・・。
ムッシュが言いたい事は目的に対する手段とは、幾通りか用意して、バックチェックをしながらダイナミックに変えていかないと期待する効果は得られないと言う事です。”一度決めたら梃子でも動かない”ではなく柔軟に!
ところでこの責任は誰が取るのだろう。言いだしっぺは責任ある要職から退いてしまったし。
4 2001.6.1 ■最近、家族連れで楽しめる居酒屋が流行っているそうな!ムッシュにはどうも馴染めない家族の光景である。(あっしには家族がいないから,いえいえ昔はちゃんといました。こんな話はどうでもよいが…。)
きのう、行きつけのお寿司屋さんでどうも馴染めない親子を見てしまったので、ちょっと大袈裟かもしれませんが、 「躾」と「親の責任」について考えてみました。
30代後半?のお母さんと、小学高学年のお嬢さんがお寿司屋のカウンターで、お母さんは生ビール、お刺し身etc.その内酎ハイを飲んでいましたが、お嬢さんは何かスペシャルメニューがでてきたことから、どうも昔からのお馴染みさんのようだ。お嬢さんは、終始漫画に没頭していたが、その内お店の中をうろうろし始めた。
親は自分の都合でお酒を飲みに、そこへ子供を連れて行ってほったらかし。別にいいとは思うのですが、ムッシュみたいに神経質な客もいる。小一時間くらいでさっさと子供に食事をさせて帰るのがいいのでは?
そのお母さんは、車を運転して帰った。「躾」も「親の責任」もあったもんじゃない。
今、親子連れが手をつないで道路を歩く時、子供を道端側にして歩く親をあまり見ないし、恋人同士の時は女性を同じように道端側(要するに危険回避と言うか弱いものを安全サイドに保護してあげる。)にしてあげるような心遣いがない。
ムッシュも子供が小さい時までは一緒にいたが、「朝晩の挨拶」「ありがとう」と言う感謝の気持ちについては、非常に厳しかったと思う。その他は、人に迷惑をかけなければ自分自身の人生だから好きにやりなさい主義だった。
その子供たちも大学を卒業して大人になっているが、人間的にどうなのだろう。大人になって付き合っていただける事は誠にありがたい。今は子供たちの目線で如何に接していけるかといつも考えている。(小さい時は厳しく、大きくなったら自由に、ちょっと道を外れた時に忠告する勇気を持つ事と、親だと言う気持ちを捨て去る事かな?)
そうそう、来週は息子とお寿司屋で一杯やる予定。前述の親子とは違って大人同士なので、話は違う。と思う???最後はムッシュが「なんか変だよ!」かもね。
5 2001.6.13 ■街に氾濫する「浜崎 あゆみ」もどき、電車や公共の場で大声でしゃべる、馬鹿笑いをする、電車に乗る時でも降りる人がいるにもかかわらず乗り込んでしまう。
電車に乗ったらすぐに出す「鏡と化粧用具」そして「ケイタイ」、地べたや階段に座り込んで通行の邪魔になっても気にならない感覚、おまけにあの超デブ足のミニスカート、注意されればキレて暴行、挙げ句の果てには小学校に乱入して無差別殺人。
子供の教育は”幼少時期の家庭にあり”と思っているのだが・・・・・。
上記を論ずる前に、親達の教育が必要なのかも知れない。と思う今日、この頃。
6 2001.6.24 ■ムッシュもよく飲み歩くけど、いわゆる「常連」と言われる人がどこのお店にもいるよね。
先週いつも行くお鮨屋さんでちょっと気になる光景を目にした。むっしゅと同世代の方で多分毎日来てるのだろう?
お店に入るなり、裏の調理場へ行きベチャクチャ、おまけに自分のボトルを持ってきた。「百年の孤独」という高い焼酎だとか!その後の事は・・・・・にしとこう。なんか履き違えていない?
って、思うムッシュが変かな?そう言えば常連ぶって、カウンターの中に入るやつなんかが以前はいたが、最近の若者では見なくなったね。ムッシュの世代が履き違えた人が多いのかも?これを見たら本人は怒るかも?まっ、PCとは縁遠い人だし、見る事はないだろう。
そう言えば以前書いた母子がまた、カウンターにいた。子供は相変わらず漫画、それに母親があることを言った時にお母さんに向かって、「それが超ムカツクんだよぉー」だって、”この親にしてこの子ありってことか!”
ムッシュだったら、その場で子供をしかってたと思うけど。
こんなのどうでもいいのに気になる神経質なムッシュの戯言でした。
7 2001.6.25 ■“FOMA”の試験が始まった。そして「iモード」ケイタイに切り替えてあれっ?って思っちゃったこと。
先日やっと「iモード」ケイタイに切り替えました。最初だからいろいろと設定やらやった性でもあろうが、電池を満タンに充電して二日持たなかった。あまりにも消耗が速いので慌ててACアダフタのスペアを購入した。会社にも置いてないと困ると思ったからです。
冷静に考えれば、従来の通話専用から「通話兼用のコミニュケーションツール」になったのだから使用頻度が大幅にアップし、電池の消耗が激しいのは当り前である。
そこでメーカーにお願いだ。使うシーンが変わるとはマンマシンインターフェイスが変わったのである。それに最適化したシステム設計をして欲しい。(電池寿命を考えて欲しい。)簡単にはリチュウム電池を大きくすれば解決するのだが、これでは技術ではない。電池の消耗のほとんどは「バックライト」の点灯時間で決まってしまうのだろうが、システムとして電池の長寿命化が課題だろう。”
FOMA”にしたときは一層電池寿命が注目される。クレームの一歩手前である事を認識して欲しいものだ。
8 2001.7.5 ■どこの飲み屋さんにも「常連」さんがいるよねぇ。あそこの店の奥のカウンターにいつもxxさんはいるね。なんて、いい常連さんがそのお店の雰囲気と言うか、質を表したりしてね。
ムッシュは常連さんだからこそマナーが必要なんだと思う。勿論、たまに酔っ払ってはめを外す事はあると思うし、そんな時はお店だっていやな顔はしないし、大目に見てくれると思う。お店が忙しくなれば、さっさと退散する、入ってきたお客さんの人数と自分が座っているカウンターの位置を見て場所を移動する、なんてことは当然だよ。
ムッシュにとって絶対理解できない行動は、お店で「将棋」や「囲碁」を始める人です。ムッシュ的見解はそのお店は 「暇なお店」と常連さんが態度で言ってるようなもんじゃないですか?
常連さんはそのお店が盛況になるようなささやかですが協力者と言うか、同胞じゃないのかな?
これは、ムッシュの勝手なものさしです。
9 2001.7.18 ■やっと先月、iモードケイタイに切り替えました。アナログの機種から数えて4or5台目かな?交換理由は、E:mailをやりたいからです。別にPCがあるからケイタイでわざわざやる必要ないと思っていましたが、使って見てなるほどと思いました。ケイタイ特有の絵文字なんかがあってそれを言葉に置換えて遊べる。言葉をビジュアルに表現できるのが魅力なのかも?
そう言えばムッシュのネットのお友達の女性はBBSなんかで、巧みな言葉遊びしていますもんね。
ところで、テンキーもどきで入力するのだから我々にはかなりしんどいです。きのう、お酒飲んでる時にメール打とうとしましたが、目の前にいるお店の女性(若い女性はケイタイメールに慣れてると思ったので?)に「今からしゃべるのを入力してくれ!」と言って入力してもらいました。考えてみれば、電話機なのでしゃべった言葉が変換されればこれに超した事はないって思いました。変換精度なんかは80%もあれば十分だし、「文節変換」程度の処理で十分でしょ
う。とりあえず入力したものを修正、絵文字の挿入なんかで完成させればいいと思うのですが・・・。
20数年前にもワープロで音声入力なんかをやっていましたが、チップの進歩、技術の進歩などを考えれば音声入力は今や格段の変換精度でしょう。
如何にアプリケーションとしてどういう使い方、使われ方をするのかと言うアプローチが肝心なのですが。
ビジネスモデル特許、ワンクリック特許など、今は形がないアイデアでも権利化できる時代、ぼくが出してもいいですが、ジャンルが違うのでケイタイの製造メーカーのエンジニア、デザイナーの方がこれを見てアプリケーションを考えてくれるといいのですが・・・。
キーワードは”お年寄りにやさしい”でしょうかね!?
10 2001.7.26 ■リストラと言うことばを初めて耳にしたと言うか、自分達に関わりある言葉として捉えたのは約10年くらい前かな?
当時は日本語ワープロの設計に携わっていたころで、windows3.1が出現した頃だと思う。
ワープロの伸びがマイナスカーブを描き始め、PCが企業に深化して来たので、ワープロの方向性を議論していた中で”リストラ”という言葉が出てきた。
ムッシュもそうした中で、6年前に人事異動で今の職場に来たのだ。結果的にはよかったのだと思っています。(深い話をすると差し障りがあるので・・・。)
大相撲の千秋楽をTVで見て”リストラ”と言うことばをふと思い出した。ムッシュの子供の頃は「栃若」時代(栃錦、若乃花)であって、その後「柏鵬」・・・・・と来て、つい、こないだまでは「若貴」と時代毎にヒーローがいた。そのヒーローを祭り上げて、ご贔屓さんからの上納制度で成り立っているのが相撲の世界。
そもそも名前が「財団法人日本相撲協会」と、ここのところやり玉に上がっている天下り先の「財団法人xxx」なんかと同じ?実際の所は知らないけど、古い世襲で成り立っている団体なのだろう。大型力士しか通用しない、日本の若者は入門したがらないから、大学の相撲部の猛者を大金はたいてスカウトしたり、海外から連れてきたりして存続をはかっているようだ、何でも外人枠の百何十人かは既に満杯で、外国人の入門は当分無理とか?
十何年も続いていた”満員御礼”が途切れ始めたのも1,2年前?「花街」のご贔屓さんとてこう続く不景気感では、お金の使う限度が出てきてしまうだろう。
あれほど大事な「年寄り株」を捨てて、芸能界に入る人が出てきてるってことは、魅力ないんだろうね。情報は自分が取ろうと思ったら自由に取れるこのご時世、そう言えば、ムッシュは地方巡業含めて大相撲を一度も見ていなかった。機会がなかったのもそうだけど、今はお金集めのために地方巡業がどんどん増えてるので、見ようと思えば見れない事はないけど、料金聞いて行く気がしない。
相撲の世界でも”リストラ”=お客の視点に立って構造改革が必要なのでは?(給金制度、金星etc)この世界に入る人がいないってことは、見る人もいなくなるってことだよ。
11 2001.8.4 ■あの松下が、SONYが富士通がいよいよリストラ(人員削減)を打ち出した。多分、50歳以上を対象に早期退職を募ったり、関連会社への転属といったことで削減していくのだろう。その他リストラの手段はもろもろあるけど、これまた差し障りがあるのでここでは止めておきます。
某社は既に3年前にやった。最近、その弊害について考えさせられる。
50代=団塊の世代でもあり、高度成長時代やオイルショックといった時代の荒波を馬車馬のように働いてきたのに、政治の失敗によるバブル後の長引くデットロック状態の経済下では給料が高く、最も人員が多い所を始末しようと労務関係者は考える。彼等は数値でどこを処理すれば最も効果があるかと言う観点で仕事をこなしているのだろう。ムッシュが労務畑の仕事に携わっていたら多分、同じ事をしたと思う。彼等は生産活動に携わったことがなく、いつも人をどうするか?しか経験ないのだからやむ得ない部分もある。
ちょっと、待て!いや、実際はもう遅いのだけど・・・。
ムッシュは幸か不幸か製造現場に10年いて、その後約20年を設計部門で仕事をしている。設計はデザイナーでもあるけど、マネージャーでもあるし、コーディネーターでもある。最近はどうかな?
50代!製造現場では「匠」といった作るノウハウを持った人がいる。設計では何度も不良を出して、失敗したことから積み上げた微妙な設計感がある。ドキュメントにどうしても表せない部分だ。OJTで部下、後輩に伝えなくてはならない微妙な勘所だ。
今、50代がモラルハザードを起こしているように思えてならない。やる気を失わせるようなリストラ策によるものだ。松下もSONYも携帯電話ではリコールのような失敗を起こして大きな損害を出した。開発(発売)を急ぐあまりの漏れだろう。ここいらで、管理職でない50代のノウハウを伝承するためにも彼等に第一戦で活躍させる手立てを考えてはどうだろうか?ねぇ、会社幹部と労務担当幹部の方々、当然、処遇もだよ。
そういうムッシュも50代、だけど前述とはチト違い、今でも“夢”を“現実”になんて考えてる変なおっさんだ。
12 2001.8.7

■物心ついてから、ずーと「巨人軍」ファンだったムッシュが最近、TVで野球を見なくなった。
何故だろう?やっぱり魅力なくなったのかな?
世間ではお金に物言わせてなんでもかんでも取ってしまう。と批判する向きがあるけど、悔しければやってみればいいのだ、企業の能力の問題なんだから。メジャーでもNYことニューヨーク・ヤンキース がまさにそれであり、したがって強いのだ。
今の「巨人軍」は弱すぎるのだ。ピッチャーにあっては自分の仕事をわかっているのか?と疑いたくなるほど不甲斐ない。2軍に10億円くらい遊んでいる選手がいる。(工藤は1年おきにしか働かないのは西武時代からだったけど)
多分、興行収入は今年はマイナスになるだろう。問題は来年である。サッカーのワールドカップで日本中がお祭り騒ぎにするだろうから、当然観客動員数は今年以上に減るだろう。
Jリーグがスタートした年にやはりプロ野球の観客動員数が大幅に減ったので、満を持して「長嶋茂雄」を呼び戻し復活したのは7年前か?もう、長嶋さんだけでは無理がある。では他に長嶋さんほどの人材がある?ないよね。(原にしろ、江川にしろ所詮、器が違う)おまけにあの「新庄」でもメジャーで通用するならオレでも?って思ってる選手がいっぱいいるはずだ。
日本のプロ野球は給料をやりすぎだと思う、ムッシュはこれ以上の伸びはないと見た。しからば、リストラが始まってもおかしくないのでは?「巨人軍」から始めれば全体がやりやすくなるのでは?そして、長嶋さんには今年で勇退してもらいたい。生きている間に「国民栄誉賞」を貰うタイミングは今年<何をやってでもリーグ優勝、そして日本一になって辞めることでしょうね。長嶋さんは傷つけてはいけないんだよ。人間を超越している方なんだから。そうすれば、更にリストラしやすくなるよ”ナベツネ”さん!
これを書いた翌日「清原20億で横浜ベイ」なんて記事がスポーツ新聞に出たけど、それほどの器?丁度、巨人軍のリストラについて書いたいいタイミングじゃないの!放出すれば・・・。巨人軍で卒業(引退)した方がその後の実入り(仕事)が違うけどね。

13 2001.8.13 ■外務省の不祥事が表に出て問題になっているが、組織と言うのは同じ人が同じところにいると大なり小なり”馴れ合い(癒着)”や”自己防衛”本能が強くなる。また、自分の所を中心にした物の見方になり、世間のものさしを見失うし、忘れて自分たちのやりかた以外を否定し始める。
企業では業者と直結した部署は業者との癒着をなくそうと言うのかどうかは知らないけど、担当分野のローテーションを行なうことが多いが、所詮は同じ業務内容である。資材部門(物を買う)の人が営業部門(物を売る)に職場を変わるなんてことはほとんどない。
人を育てると言う観点と組織の活性化と言う観点で技術部門のローテーションについて考えてみた。
(大企業におけると言った方が的確かも?)
例えば発電機の設計をしていた人が、白物家電と言われる洗濯機や冷蔵庫の設計に移動するとカルチャーショックになると思う。発電機の工場では作業時間の最小単位が1時間に対して洗濯機の工場では1分であり、今設計している製品の納期は5年後に対し、半年単位で新製品を開発しなければならない、はたまた製品の売価が億の単位と万の単位と言った具合に文化が違う。一方ではのんびり(そうではないと思いますが、比較の都合上こう表現させてもらっています。)に対して、いつもせせこましく仕事をしている。その仕事を5年も携わっているとそれが当然になって、価値判断の基準になってしまう。この「価値判断」の基準が硬直化するのが恐いのである。
昨日配布された「社内報(事業所単位で発行されているから、通常は工場新聞とでも言うのかな)」で新製品の紹介があったが、その紹介文の内容がそれに携わっている人しか知らないマイナーの用語の羅列だ。多分、原稿を書いた人はその設計の管理者だと思うけど・・・。読む人の目線で書いてないので彼に一言いったけど「馬の耳に念仏」みたいな感じだった。ようするにそれしか知らないから当たり前と思ってしまい、指摘されてもおかしいと思わないし、言ったこっちの方が”変”と思ってしまう。
ムッシュは6年前に今の職場に来た時最初に感じたことが、用語がマイナー(決して専門用語ではなく自分達だけに通用する俗語を平気でオフィシャルなドキュメントなんかにも書いていること)なことに驚いた。随分指摘もしたし、みんなも納得してくれた部分もありかなり改善はされてきた。
いわゆる外部の血を入れることで変化が起こるのである。人を育てると言った観点では入社後、5〜10年の間にローテーションさせた方がいいだろう。
組織の活性化と言う観点では、中間管理職くらいのポジションの人を注入した方がいいだろう。発言力があるからね。更に外部(別の事業所や別会社の人)から注入するともっといいと思う。
14 2001.8.26 ■先日の全米プロ選手権で「片山 晋吾プロ」が大活躍した反面、タイガー・ウッズは平凡な成績に終わった。NIKKEI NETでは、全米のTV視聴率が大幅に低下したと報じていた。やはり、ヒーローの活躍が観客、視聴者、スポンサーを引き寄せるのである。特に観客、視聴者はスパンではなく、スポットで行動するから恐いのである。
この記事を見て、日本の女子プロゴルフ界がふと脳裏を過ぎった。岡本綾子プロがLPGAのマネークィーンになったのは10年くらい前?その後福島晃子プロが鳴り物入りでプロになって活躍したまでは、それなりに女子プロゴルフ界も活況だったと思う。その彼女は今の主戦場はアメリカである。
JLPGA昨年の賞金女王は「不動裕理プロ」、一昨年は「村口史子プロ」、その前は「服部道子プロ」だったと思う。観客と言うかアマチュアゴルファーがファンになるには何か物足りない。(ムッシュ的には個々に意見があるのだが誤解を招きたくないので差し控える。)
一つだけ言うと、3日間トータルでアンダーパーで上がってくるプロがベスト10にぎりぎりいるかいないかと言う、お粗末(低レベル)な実力だからである。
春先に「K・ウェブ」が来たら、時差ぼけなんか何のそのって感じで、簡単に優勝していった。明らかにレベルが違う。この辺の所を本当に認識しているのだろうか?日本だけで戦っていると、絶対的な実力ではなく、その中の相対的力で勝敗が決まっていくので、間違ってしますのだよね。(これは大相撲の世界でも同じことと思っている。)絶対的な実力アップを目指して頑張ってほしいのだ。この分だと、来年はスポンサーがまた減って行くだろう。
もうひとつ、アイドル的で強いプロの出現だろう。(トーナメントで最終日に優秀争いをしているってことである。)それは、先週も優勝した「天沼プロ」ではないだろう、(個人的には好きだけど・・・)、「不動」「肥後」「高村」「服部」「米山」プロではないんでしょうね。
やはりアイドル系のキャラを漂わせる「東尾」「大塚」「坂上」「大場」?プロたちなんでしょうね。要するに男性ファンを取り込めるプロの出現が望まれるってことです。今回は、チョット偏見が入ったように捉えられるかもしれませんが、客観的事実ですよ。ご不満あっても受付しませんので、あしからず。
15 2001.9.11 ■キャディーさんはその日のプレー中、約5時間くらい一緒に過ごす訳である。当然、楽しい気持ちでラウンドしたいものである。したがって、スタート前からなるべくこちらから愛想を振りまくようにしている。
9/6〜/9まで4連休だったので2ラウンドほど行なった。好対照のキャディーさんに出会ったので、お客と言うかムッシュ的に”いいキャディーさん””悪いキャディー”を書いてみよう。
”いいキャディーさん”
1.打ったボールの行方をよく見てくれる。
2.正確な距離の伝達と欲しいクラブを渡してくれる。
3.ボールをきれいに拭いてくれる。と言った感じでしょうか?ムッシュ的にはそのラウンドをお客さんの側になって和やかなラウンドにしてくれる人がいいと思ってます。
”悪いキャディー”
したがって、前述とは逆の人と言うことになるのですが、特にムカツクのは次のような人。
1.打ったボールをはなから探しに行く姿勢が見られない人。
2.ティーショットを打った後、残りの距離を言って、クラブをお仕着せのように1本渡す人。(こっちの感情はまったく無視してると言うかなめてんのか?って言いたくなる。)
3.むやみやたらとプレー進行を推し進めるひと。
4.こっちのプレーより目土ばかりやる人。
5.グリーン場でパターを急かせる人。等あげたらきりがないくらいだ。要は、プレー進行とお客の気分を心地よくするバランス感覚だろうね。初めて行ったコースでキャディーにむかついたら、そのお客には悪いゴルフ場と受け取ってしまう、いわばゴルフ場の顔でもあるのですよ。
先日もティーショットをちょっと右に曲げたが、だれが見ても変な場所に行った訳でもないボールを同伴者と探していたんですが、キャディーときたら探しにも来ない、こっちは同伴者に申し訳ないのでロストボール扱いにしてプレーを続けたが、そのキャディーの言い草にキレた。
「xxさん、ボールは何を使ってますか?あそこは柔らかいのでボールが埋まることがよくあるんです。」これってあなたは何をムッシュに言いたいの?
ボールは朝から同じ、よく埋まるんだったら細心の注意をはらって落としところを見ておく、じゃないの?せめて、「ボールの落ちた場所に注意してなくて申し訳ありませんでした。」が最初の言葉じゃないの!
一方では、曲がったボールを見て使うと思われるクラブを持って、猟犬のように走って行くキャディーさんにも先日、別なゴルフ場であったけど。もちろん、ここでは曲げたのはムッシュではありませんでしたが。
16 2001.9.23 ■先般、アメリカで起きたテロ事件、そのこと自体については触れませんが、ウォール街が再開されてからのアメリカ国民の行動と、日本の大企業に働く人のレベルさを考えさせられた。
彼等は国家、自社を支えようと自社株の放出を手控えてるそうだ。確かアメリカの場合、個人の資産は貯金より株などへの投資が圧倒的に多い訳だから、株が下がれば自分自身の資産も目減りするといったこともあるのかもしれないが、今「愛国心」という心がアメリカ人には込み上げて来てるんでしょうね。マイケル・ジャクソンをはじめ多くのアーティストやスポーツ選手のボランティア活動もすばやいですね。
さて、国内の企業内を見たらどうだろう。できない理由を言う、人のせいにする輩が本当に多くなってきた。または、会議では何も発言しないでいる、指摘されても黙っている、部門の長という人たちは決して判断、ジャッジをしない。これではいい製品(商品)を世の中に送り出せるはずがない。
メーカーは「物作りで社会に貢献する」ということが、ひとつの目的ではないでしょうか?もっと、かみ砕いて言えばあなたが今やっている、これからやろうとしている仕事を精一杯こなす事があなた自身のお給料を稼ぎ出すんですよ。利益が出なければお給料は減っていくってことなのですよ。大企業にいるとこの辺の認識が麻痺してしまい、自分を保護する心理ばかりが働いてしまう。
以前、リストラの功罪で経営側に対する苦言を呈しましたが、末端の社員自身の意識改革が最も重要なんです。幹部もこの辺のところを理解して、システムとメンタルのバランスを取った舵取りをして欲しいものです。
日本人は「意気に感じる」浪花節的な部分があり、特に現場の人達の目線で膝詰め談義は嬉しく、やる気を起こさせる妙薬なんですよ。(内部告発みたいだったかも?)
17 2001.9.29 ■電話の受話器を”ガチャン”と置く、机で書類を”バタン”と置く女性。どうも馴染めないです。
受けた電話の向こう側の人が態度が悪いんでしょうが、それに腹を立てて感情をあらわにするのは受話器の向こう側の人と同じだよ。って言いたいけど・・・・・。
品位がないって言うか、親の躾、育ちが悪いって片づけてしまうムッシュの態度もいけないのかも知れない。でも、 言っても分からないでしょうね、そういう方は!こういう人に限って権利は主張して義務を怠る傾向にない?
特に「破裂音」が苦手なムッシュだけが思うのでしょうか?あまり言うとバレバレになってしまうけど、昨日もまた目の前でやられたものですから・・・。自分の私的感情をむき出しにするのは控えましょう。 仕事の議論はおおいに結構ですが。
18 2001.10.1 ■9/28に突然?退任発表をされた巨人軍の「長嶋茂雄」監督はこれで3回目の引き際を迎えた。
1回目は確か昭和49年の現役引退、この時は”涙”でした。まだ、現役を続けられると思っていたのでしょうね。
ただ、自分の思うようにプレーが出来なくなったことを自分自身が一番知っていたとは思いますが・・・。
この時は「未練の涙」だったのでしょうか?
2回目は5年後の監督解任、「成績不振に対する監督としてのけじめ」を強調した記者会見だった。
この時は「悔しさ」があふれてましたね。笑顔一つない淡々とした発言でした。
そして3回目、9/28の会見および、10/1の東京ドームでの挨拶といい、組織の若返りが巨人軍の再生と強調して、自分は野球に「感謝」と言う心がにじみ出ていましたね。実に晴々とした笑顔、そして穏やかな面持ち。今考えると、2年前に江藤の入団に際しては自分のつけている背番号「33」をも譲ると言って永久欠番の背番号「3」を持ち出した時に既に引き際を考えていたのでしょうね。そして自分なりに精一杯のわがままを通してもらって、背番号「3」でユニフォームに別れを告げたかったのだとも思いました。
もう、2度とミスターの巨人軍のユニフォーム姿は見られないのに、寂しさを感じないのはあの「清々しい笑顔と感謝の言葉」が全国の「長嶋茂雄」ファンを納得させたのでしょう。お疲れ様、そしてありがとうございました。”ミスター!”
ムッシュは引き際にはまだ早いとは思うけど、その時が来た時に「感謝」の心を持って去りたいとつくづく考えさせられました。
それに引き換え、先日辞令で海外の会社に異動を命じられたご人、ある部門をん十年独裁的に牛耳ってきたのに、それが不服と言って会社に来ず、挙げ句の果てに辞令開始前日に退職と前代未聞のわがままで去って行った人がいる。所詮そんな人間だったのを見抜けず出世街道を進ませた、歴代の幹部にも責任があるってことを理解してるだろうか?
19 2001.10.13 ■以前にもコラムで書いたと思うけど、本当に”うざったいね”
”noise maker”とでも言えばいいのでしょうか?特に女子高校生のしゃべり口調。
車内でも、どこでも隣同士で喋っているのに、どうしてあんなに大きな声で喋るんでしょうかねぇ。
ムッシュは子供たちが小学生の時に離れてしまったので、家庭内での子供たちが育った環境は分からないけど、二人の子供たちが高校生、大学生の時あんなふうに喋るのを見たことはない。
女子高校生全員が大声でnoiseを発する訳ではないので、やはり躾なんでしょうかねぇ。ということは多分、生活環境なんでしょうね。メディアなんかの功罪もあるのかもしれません。”気品”とまでは言いませんが、せめて”品”くらいは持ってもらいたいですね。
大人が子供を連れて郊外のファミリー居酒屋みたいな騒がしい環境ところに連れて行くから、自然に大声になってしまうんでしょうかねぇ。小さなお子さんを持っているご両親、小さな時の躾が21世紀を支えて行くんですよ。
その前に、ご両親に対して社会生活のマナー教育がいるのかも?ちょっと大袈裟???
この原稿を書いた日に、いつもの寿司屋に行ったら、60才前後のどこかの社長さん、ムッシュの隣に座った途端、本当に大きな声で1時間以上喋りっぱなしだ。途中で端っこの席が空いたので、ムッシュが移動したのだが、それすら気付かず喋り捲る。女子高校生だけではないですね。
やはり、資質と言うか育ちなんでしょうか?性格だと言って済ませたくない”noise maker”!
20 2001.10.17 ■「渥美清」さんの映画「男はつらいよ」のシリーズをTVで放映されているのを見た。それも初期の1970年のものである。なんとも心地よいコミカルさではないでしょうか?この映画の前に実はTVドラマが最初で、ムッシュが高校生の時の思いでのドラマである。”結構、毛だらけ猫はいだらけ・・・”なんて言う口上のテンポが絶妙だ。「渥美清」さんもこの映画で、大スターの地位を確固たるものにしたといっても過言ではない。
時は高度成長時代だったのに何故この映画が庶民に大受けしたんだろう。額に汗して馬車馬のように働いていた労働者に一時の安らぎを与えてくれたんでしょうかねぇ?主人公の「車寅次郎」と言う、ノーテンキでお人好し、憎めないキャラ、これを生み出した「山田洋次」監督と「渥美清」と言う俳優のコンビが良かったんでしょうね。
”癒し系”と言う言葉を最近よく聞くけど、当時はこの映画が”癒し”だったんでしょうね。それとこの映画の中に「悪役」が居ないのがいいね。その代わり「マドンナ」を毎回作ったと言うのも軽いノリで見ていられるんでしょうね。
昨今、いろんな事件がありますが、心の安らぎを感ずる事が少ないからでしょうか?これは我々大人の責任でしょうね。
ムッシュ的に”癒し”を感じるのはジャズシンガー:「綾戸智絵」、邦楽師:「東儀秀樹」、狂言師:「和泉元彌」です。
みなさんも、”癒しや安らぎ”を感ずる感性を持って、”和”を大事にしましょうね。無論、ご家庭をお持ちの方はご主人だったり、奥方が”癒しや安らぎ”であれば最高ですね。そういう心をどこかで持っていましょうね。 (ムッシュに言われたくない!ってか・・・!)
21 2001.10.28 ■”ウェアラブルPC”って言うのを聞いたのは半年くらい前かな?アプリケーションに無限の可能性がありそう、そんなことを軽く感じてたんですが、米国の特殊部隊「ITソルジャー」がまさにこれを駆使しているのに複雑な思いがした。
冷静に考えてみれば、技術の進歩と軍事って言うのは切っても切れない関係にある訳ですね。
民需として利用される前に必ず軍事に最先端技術が使われているわけですね。GPSもカーナビなんかに使われてますが、ミサイルにも搭載されているわけだし、その精度はカーナビとは比べもんにならない。
なんか複雑な思い”ウェアラブルPC”↓にURLを付記しますので興味ある方は覗いて見てください。
http://www.zdnet.co.jp/news/0105/23/bizshow_wearable.html
22 2001.11.4 ■詳細は難しいのでムッシュが語れる内容ではない。かいつまんで言うと企業の退職金・年金は会社が運営してくれてたのを個人に運用を任せるってことです。「確定拠出型年金」って言う奴です。また、退職金の前払いもあるってこと。
リスクは自分でしょいなさいって、国内のトップをきって我社が11月から実施する。とは言っても退職金全体の20%程度を運用していく程度なのでリスクなんて言うのは考えなくていいでしょう。将来的には運用比率をアップしていくでしょうから、若い方は今からよく勉強していたほうがいいよ。
もう一つこれには企業としての思惑があると思う。それは簡単に人の移動(他社への転属)がし易くなるってことだ。
今までは、年金は25年積み立てていないと受け取り金額が少なくなるので、そこまでは自社の社員にしておかなければならなかったので出向って形で社員として雇用してたんです。年金は個人の運用にすることで企業はこれを回避したいんです。どこに行っても年金は自己運用で、同じ条件になるって言うんです。本当かどうかは???ですが。
大企業に就職すれば安泰って言う感覚は20年前までの話ですよ。どんどん自己責任の色合いが強くなっていく訳だから、自分のポテンシャルをいかに上げて行くかってことを真剣に考えて、会社で利用できるスキルアップ制度は大いに利用して行くようにした方がいいよ。常に起業家精神を持って仕事に取り組むようにして行ってくださいね。
その企業に自分はどれだけ貢献できるか?その成果をあげたときにはこれだけの対価を頂きたい。って自信を持って言えるようにならなければいけないことを教えてくれるだろう「日本版401K」
23 2001.11.6 ■ムッシュは戸籍上は独身だが”お父さん”と呼んでもらえる子供が二人いる。ほとんど親父らしい事をしたことがない、”お父さん”としては子供たちから見たら「失格」?だから”お父さん”と呼んでもらえることに感謝している。
そんなムッシュが子供たちへの思いを書いてみた。少しでも”親父”達の参考になれば・・・。
《k君》
幼少2才の時だった、男はスポーツで鍛えなければというポリシィーがあったのでスイミングクラブに通わせた。たしか1回しかムッシュは見に行った事がなかったと思う。
1年間泣きっぱなしだったとママにいわれたので止めさせました。そんな彼が6年生の時に水泳が出来るのを証明するっていうので、プールで競争をした事がある。確かにクロールで25mを泳ぎきった。
幼稚園の時に英語の塾に行きたいと言い出し、TVでやってた「早見優」の番組は欠かさないで見ていたし、音で覚えてたから発音もきれいだった。確か中3まで休まず通ったとか。大学でもかなり英語は勉強したとか。
以前、英語でメールをやり取りしてた時だが、文体が口語体でスラングなんかも使うとこからかなりのものでしょう。
そうそう、ムッシュの英語の先生と言うかアドバイザーなんです。
それから、小学校の5年生の時に私立の中学にいきたいからと言って、塾に自分から行き、県内1,2の進学校に行った。彼を見てると強制はいけないっていう事を思い知らされた。現在はは司○浪人中でママのところに戻っているから、偶にIT論議なんかでお酒を付き合ってもらっている。ありがたい事である。
PCのついてもムッシュより詳しいんじゃないかな?Mac派というところや、高校生からバンドをやっているらしいが、人とはちょっと違うところを自負してるのも、若さの象徴でいいんじゃないって思っている。
年代的人間性は多分、ムッシュがその年だった時と比べたらはるかに大人なんだろう。
k君には自分の人生なんだから好きなように生きて欲しい。何になって欲しいとか考えたこともない。ムッシュの場合は家庭の事情なんかで選択の権利すらなかったが、今の時代は食べるだけだったら何とでもなる。自分の人生の方向性を見出すのは年齢ではないし、大企業に入れば安泰って考えはその大企業がそうさせないのだから今の時代には不適当だと思う。方向性が見つかったらそれに向かって頑張ればいいし、違うと思ったら方向転換すればいい。
これからも社会の同胞として付き合っていただきたいものだ。

《R○Eぴょん》
何と言っても宝物なんだからかわいいに決まってる。小さい時から運動神経抜群、クラシックバレーから新体操に進んだのだから表現力が明らかに豊かだね。それに加えて抜群の運動神経と頑固で意地っ張りの努力家だったんでしょうね。だからローカルなこの県では、当然1,2を争う実力だった。
そんな訳で新体操で有名な、東○体大に行って・・・。彼女が高校生頃からムッシュは彼女の大会に応援に行く事が多くなった。学校のエースの親っていうのはいいね!親同士でもなんか選手の実力で話しているような、ママは鼻高々だったんだろうね。
その彼女が昨年、勤め先のプールで感染したと思われる何らかのばい菌が爪の間から入って片足切断とまでの危機があった。本当に心配でほとんど毎日高速道路をVWG号乗って見舞いに行った。幸い、少し熱の痕が残ったくらいで大事に至らなかったことは本当によかった。
その彼女とも10ヵ月会っていない。訳は別としてとても淋しいのだ。一つ嬉しいのは、先月の誕生日にバースデーカードが届いたことだ。
ここ数年、恋人と錯覚したように良く食事&飲みに連れ立って行ってた。離れて気がついたんですが、彼女も22才の立派な女性なんですね。そこんとこを”親父”は分かってなかったんですね。彼女の時間を私物化してたんだと反省もしたりしてね。もしかしたら、頻繁に会う事で彼氏の出来るのを心のどこかで阻止しようなんて無意識に働いてたのかも知れない。
小学生の時親父の勝手な都合で離れて、かわいい女性になってから仲良くして、なんて虫のいい親父なんだろう。
彼女に子供(ムッシュの孫)が出来たらどうなるんだろう。見たいような見たくないような実感がないのでわからない。彼女にも自分らしく生きてもらいたいと願うと共に、ムッシュに会いに来て欲しいと思う。
近々、こちらからメールをしてみよう。こちらから手を差し伸べてあげるべきだと思う。これも、先日k君からアドバイスされたのだった。
二人とも、社会の一員として義務と権利を理解して、そして自分の人生を精一杯楽しく、豊かに生きて欲しい。
辛くなった時に相談役としていられるようにムッシュも努力せねば・・・。
24 2001.11/11 ■”伝説の剛腕投手がまもなく「復活」する。元西鉄ライオンズ投手、池永正明さん(55)。70年5月、野球とばくにからむ「黒い霧事件」に関与したとされ、球界から永久追放処分を受けた。あれから31年。往年の名選手がプレーする「プロ野球マスターズリーグ」の「福岡ドンタクズ」メンバーとして、現役時代の背番号「20」をつけ、7日にも福岡ドームのマウンドに立つ。
 山口・下関商のエースだった池永さんは63年、甲子園で春優勝、夏準優勝を飾る。65年に西鉄入団。1年目に20勝し、新人王。以後、高卒新人で「20」の大台に乗せた投手はいない。精密機械のように制球された投球術で、67年には23勝の最多勝。実働5年余で103勝を挙げた。”
上記の記事を見て、複雑な思いが交差する。ムッシュの生まれは山口県、中学生の時彼の甲子園での活躍を見ているし、プロに入ってからの活躍もまさに凄かった。
「黒い霧事件」の真相はどうだったかわかりませんが、人間は過ちを犯すもの、その償いは当然すべきですが、罪を償ったら復帰できる道を開いてあげるべきではないでしょうか?芸能界では過去に麻薬事件で逮捕されて人はほとんど復帰しているのに・・・。
30年間のいろんな思いを胸に、今は幻となったあの剛腕ですが、実質的な復帰を果たしてください。少なくとも「永久追放」の汚名をいつまでも持って生きてたわけだから、最低でこれだけは解いてあげるのもコミッショナーの仕事ではないでしょうか?自分が組織のトップの時にことなかれ主義をやめてこんな所にも配慮が必要でしょう。
「沢村栄治」「金田正一」「稲尾和久」と同じくらいの逸材「池永正明」、プロ野球界を去ったあともずっと心に止めていた人が戻ってくる。昔の面影はないでしょうが、彼を応援しつづけていた「稲尾和久」さんにも感謝申し上げたい。
25 2001.11.17 ■仕事やプライベートで初めての方とお話する機会は社会生活では良くあることです。
ムッシュの(だれもでしょうが、これから言う方は自分がそうされた時にはもっとも弱い方でしょうね。)最も嫌いなタイプは、初対面であるにもかかわらず「横柄」な口調で喋る方(ヤツ)です。
仕事の場合
これは”買う立場”と”売る立場”の場合は自ずと立場が明確ですね。ここで問題なのは優位にある買う立場の方です。どう見たって優位にあり、相手は一歩さがって対応している訳ですから、相手の年齢や職位などを考えて対応すべきですよ。
そっくり返った態度でメーカーさんを呼び付けて、偉そうにしているヤツをよく見かけますが、相手はあなたと会話していますが、本当のところはH社と言う大企業と会話しているのですよ。腹の中で(バカヤロー!)なんて思われて仕事していたとしたら、その仕事はいつかは破綻するでしょう。
そこにいるあなた、企業人としてのモラルを持ってください。
プライベートでは
これも基本はやはり仕事の場合と同じなんですね、先日も某所でお酒を飲んでた時に勝手にこちらに割り込んできて横柄な口調でムッシュと一緒にいた人へ喋りかけてたが、こういうやからを見ると虫ずが走る。そしてついつい突っかかりたくなってしまう。この歳になっても若かりし頃の悪い虫が動き始める。お酒も入っているしね。
とにかく基本はいつも一歩さがってお話することです。自分で言うのも変ですが、どうも、ムッシュは若く見られるので年下と思って高飛車に喋ってくるヤツに出会うことが多い。そして、トイレなどに行った時にお店の人に年齢やら、素性を聞いてるのでしょう、帰ってきた時から言葉じりが微妙に違ってくるのを感じる。
だから、一歩さがって喋っていればそんなことにならないのにね。皆さん、お気を付けください。
そう言えば、又あの親娘に出合った。子供と一緒に来てグビグビ生ビール飲んで車を運転して帰るようでは、子供にお説教なんてする資格ないよ。親の都合でいつまでも子供を連れまわさないで、食事とってさっさと帰りましょう。本当に子供の教育の前に親の教育が先決だってことを又思ってしまったと同時に、多分単身赴任でどこかにいかれているご主人ってどんな方だろうと複雑な思いが脳裏をよぎった。
26 2001.11.20 ■今年の”いい夫婦”に選ばれたのは「渡辺 裕之」さんと「原 日出子」さんご夫婦とか。お二人のことをどうこう言うつもりはもうとうありません。
語呂合わせにしろこういうイベントの日を誰かが作ったのでしょうから、これを利用してたまにはお互いに向き合って会話する日にでもしたらいかがでしょうか?
バツイチ+0.5のムッシュに言われたくないってかぁ?
これを書いててふと思ったんですが、”親子の日”なんてのはないのかな?”085”(8月5日)が語呂が合うし、お子さんが学生、生徒であれば夏休みですしね。
以前もどこかで書いたけど、最近親しくして頂いているD&Aさんご夫婦なんかを見てると自分に欠けてた部分を感じます。
27 2001.11.25 ■組織の中ではルールって言うものがあるのに、どうもはき違えている人が多いような・・・。
そう言えば権利と言うのは随分増えたように思います。「有給休暇」の日数と取り易さ、「フレックス制度」等々、勿論、人権に関する保護とでも言えば良いのでしょうか?大きな企業ほどこんなところに気を配ってますね。
リストラと言っても、実質的には首切りは出来ない訳で、本人が辞めると言うような条件を提示して納得の上で退職ですからね。
さてさて、本題ですが、「フレックス制度」を例にとって見よう。朝は11時までに出社すればいいとなってるので、その時間に出社するのは権利の行使です。ここで義務ですが、事前に連絡を入れるとなっているはずです。それが9時になっても連絡がない、挙げ句にこちらから電話したら寝ぼけている。そして、これが恒常的に行われてしまう。何の連絡もなく、午前中が過ぎたので、連絡取れば、「休みます。」・・・・・”いい加減にしろ!”
「xxさん、これお願いできますか?」と頼めば、「それ、私のしごとですか?、あるいは忙しいですから」と断られるが、廊下で立ち話を延々30分もしているアナタ・・・・・”いい加減にしろ!”本当に仕事しないね、計画年休は年2回しっかり行使して海外旅行は行くけど。
職場を変わってから良くわかったけど、怒らないまでも”注意しないね!今の管理者は”だから、悪いことをしている意識がないんですよ、彼や、彼女たちは!
意識改革と言って仕事のやり方を変えよう!って幹部は旗を振るけど、”モラル”改革と言うよりもっと低次元の”躾”をすることが近道のように見えてならない大企業さん。それも”課長職”の中間管理者に対しても必要に思えてならない。
これって、内部告発?そう捉えて、改革に着手する幹部がいたらいいけど・・・。
ところで、「ムッシュの言いたい放題!」的になってきたので、これからもここではこういう風に言いたい放題を言って、ムッシュのストレス発散の場所にするけどお許しあれ。
28 2001.12.10 ■先日、新聞に国内大手企業のリストラ?いえいえ人員削減計画が載ってました。むっしゅの会社もご多分に漏れず・・・。
3年前に赤字決済して、また今年度も赤字決済するとか。内部留保を使えば全然余裕なのに!
本多宗一郎さん(ホンダの初代社長)は、こういう時は会社の利益を削ってでも社員を守れって言ってたのにね。
現任主義、半年毎の業績主義など短期的な成果でいつもフォローされてしまう。これは課長職時代からそうであり、特に部長になった時からは完全に半年後との業績評価である。したがって3期(1年半)成果が出ないと左遷?将来の幹部候補生にはその泥をかぶらせないように、ヤバそうだったら、早目に他部署に移動させる。
昔は工場長と言って、いわゆる大名的な立場の人であってもせいぜい2期4年で移動する。したがって在任中に大鉈を振るって、5年、10年先を見据えた改革等できるはずがないし、やっても現任主義では自分の成果にならない。だから、「火中の栗を拾う」なんてことをやらない、問題の先送りし決断をしない。大過なくその任を全うするという習性が付いてしまっているんでしょうね。そして、もっといやらしいのが高度成長期からバブル前までを企業で生きてきた元幹部、過去の栄光を語り現任の幹部を指導しているつもりでいる。← 一歩下がって接するような先輩は皆無だね。
そうそう、外向きではないんですよ、社内の役員が来場するとなると、製品展示をわざわざやりいいところを見せたがる。社内の人なんだから、素顔の実態を見てもらえばいいじゃないですか?ようするの「顔色をうかがっているんですね」内向きに仕事をしたって、何にもならないのに気が付かないのかな?人の顔色なんていいじゃないですか!あなたはそこまで上り詰めたのだから、自分流に大局でビジョンを発信して社員と問題を共有して、目的に向かって頑張るようにするのがトップのトップたる所以ではないですか?態度は「社長」でも、心が「サラリーマン」ではこのデットロック状態は脱出出来ないと思う。「痛み」を言うなら「夢」を与えることが大事ですよ。
電車で通勤して、給与は返納している「丹羽宇一郎」(伊藤忠商事 社長)がTV出演して話されたことに感銘したのでついつい、「言いたい放題」の心がK/Bを叩かせるのです。
おまけ、わかりもしない政治家が経済に口を出しすぎるのもどうかと思う。いつまでも自分達が「やってやってる」と思っていること自体が問題ですよ、官僚の方々含めて。あなたがたは「グランドキーパー」に徹すれば日本が変わるかも?
29 2001.12.23 ■前中日ドラゴンズ監督の「星野仙一」氏が阪神タイガースの監督を受諾した。これ自身はプロ野球界の活性化のためにも良いことだと思う。星野監督にしてもどん底のチームを引き受けたのだからどんな成績に終わろうと自身を汚すことはないだろうしね。
問題はスタッフである。「田淵幸一」氏をチーフ打撃コーチとして招いた。どうだろうね???田淵氏と星野監督は六大学野球で「法政と明治」だが、プロとりわけ現役引退後に非常に親密な間柄になっていた。また、田淵氏もダイエーホークスの監督経験者である。これが、親友の星野監督の下で働くのである。個人的に親しくなくとも一国一城の主として指揮を執ったものが、指図をされて耐えられるかな?成績が順調な時は分からないが、成績が悪いと歪みとして顕在化しいくるのでは?お互いに遠慮や言い過ぎなど難しいのではないかと危惧する。田淵氏が阪神OBであることを捨て、星野監督を男にする気概に徹すればうまく行くとは思うけど、そんな人生を歩んでないのが気がかりである。
来年の夏にはその結論は出ているでしょうけど。仲良し(友人)が上下関係で仕事する場合の手本(善し悪し含め)になるだろう。
巨人の場合は、原新監督に苦言を呈するスタッフがいないことが問題だけど。
30 2001.12.26 ■今、マイナスイオンで髪にうるおいを持たせると言う「ドライヤー&ヘアブラシ」がちょっとしたブームらしい。
早速、購入しようと電器店に注文したら「在庫なし、来年の1月入荷」だとさ。人気商品だと言っても買いたい時に商品がないでは、購買意欲が無くなるちゅうもんなんだよ、消費者心理は!!先月末に発売だそうだが、初回出荷は如何ほどだったのだろう?また、毎日作っている訳だから毎日出荷できるはずだが、この商品もご多分に漏れず中国で生産だそうな。こぞって中国に生産拠点を移しているけど、ロジスティックを如何にダイナミックな仕掛けにするかが欠けてるんですね。
高々、数千円の商品、入荷に1ヵ月もかかるなら消費者は諦らめたり、他社の商品を買ってしまうのですよ。次回入荷の時は船に山ほど積んできて、挙げ句の果てに売れ残りが生じなければいいが・・・。

”SCM(Supply Chain Management)”お題目だけで終わってませんか?ムッシュの考えですがお客様へ「売ってなんぼ」ではなく「買っていただいてなんぼ」だと思うのですが、そうしたら自ずと今やってる自分の仕事の先にお客様の顔が見える。これを社員全員が考えれる会社があったら強いだろうなぁ。せめて半分、いやいや3割の社員でもいいけど。
この原稿はまだアップしてないのにメーカーに伝わったのかな?物が届いたと連絡がありました。(1ヵ月と言われたから違うものを買っちゃう人がいたでしょうね。実際は1週間で届いたけど,やはりSCMが機能してないからこんなにも時間が不正確なんですよ。)
そうそう、更にこの原稿を書いたのは2週間前だが、今日、ソニーとNECが量販店との間でSMCを構築したと言う記事を読んだ。
ムッシュの”言いたい放題”まんざらではないかも?手前味噌でやんした。

31 2002.1.10 ■2002年第1回目の”言いたい放題”にしてはチョット暗いテーマですが、「成果主義とワークシェアリング」ってなんか変ですね。2,3年前には「成果主義」と言って結局のところ”賃下げ”して、それでも足りないのでリストラと言う名目で人減らし、それでもまだ足りないので「ワークシェアリング」と言う新たの言葉を使って人は減らさないから、賃金は減らすよ!ってことなんですよね。次はどんな言葉で固定費削減策を持ち出してくるのだろう?
組織は所詮”好き嫌い”で人事がまかり通ることが最大の問題点だと思うのですが、とことん「成果主義」を貫いて欲しいし評価基準をディスクローズしてほしい。
労働組合の幹部も所詮は同じ穴の貉だってことも、組織が巨大化したツケでしょうね。
あんまりこのことに深入りすると反響が大きそうなので、止めといた方がいいかな?
おまけ!”solution(ソリューション)”があらゆる場合のキーワードでしょうね。ハードだけでなく、いつもこれを考えていましょうね。
32 2002.1.26 ■2002年第1回目の”言いたい放題”にしてはチョット暗いテーマですが、「成果主義とワークシェアリング」ってなんか変ですね。2,3年前には「成果主義」と言って結局のところ”賃下げ”して、それでも足りないのでリストラと言う名目で人減らし、それでもまだ足りないので「ワークシェアリング」と言う新たの言葉を使って人は減らさないから、賃金は減らすよ!ってことなんですよね。次はどんな言葉で固定費削減策を持ち出してくるのだろう?
組織は所詮”好き嫌い”で人事がまかり通ることが最大の問題点だと思うのですが、とことん「成果主義」を貫いて欲しいし評価基準をディスクローズしてほしい。
労働組合の幹部も所詮は同じ穴の貉だってことも、組織が巨大化したツケでしょうね。
あんまりこのことに深入りすると反響が大きそうなので、止めといた方がいいかな?
おまけ!”solution(ソリューション)”があらゆる場合のキーワードでしょうね。ハードだけでなく、いつもこれを考えていましょうね。
33 2002.1.26 ■バブル崩壊後、総理大臣は何人変わった?景気刺激策と言う目的で課税最低限を引き上げた。(サラリーマンの1/4が所得税を払ってないそうだ。)低所得者層を保護する事で内需拡大?
所得が低い人は日々の生活に四苦八苦しているので使うお金がないのでは?
高額所得者の税率は少しは下がったもののべらぼうに高い、だから所得を誤魔化したくなる。(結局、税収は減っている?)
こういうのを「目的と手段をはき違えてる」って言うんです。
会社組織でも往々にしてこんな場面に遭遇しますね。受注拡大、売上げ拡大なんていうのがそれですね。「収益拡大」が目的であって受注や売上げの拡大は手段だと言う事がわかっていない。
受注は後で延期や取消しされる事もあるし、売上げは100円で売って辛うじて収益がでる商品を50円で3個売ったって売上げ拡大ですからね。この辺のことは簡単な算数でわかるのに分かっていない輩が多い。
自分の財布と思って仕事をやれば100円のものを101円で買ってもらおうと努力するだろうにね。
幹部も分かってないのかな?分かっててもマクロな物差しでしか見ないからでしょうね。

わかり易く言うためにゴルフのスコアを例に取ってみます。
100を切りたいという人と80台、70台といいスコアを出したい人とは目的は一緒ですが目標は違う訳で、当然練習なんかの手段が違うはずですね。
皆さんも「目的と手段と目標」と言うことを常に考えながら事に当たりましょうね。

34 2002.2.2 ■先週、マスコミ発表があって我が社も本格的リストラじゃ。実は我々は前日にこの話を聞いていた。
部長と来週から個人面談が始まる。具体的なことはその場で詳細を聞けばいいが、ほんに自信のある技術というか、ポテンシャルがないことに改めて気付いた。(稼げる仕事と言う意味の・・・)
多分、人生で何度か訪れるターニングポイントなんだろう。遊んで暮らせるほどのプレミアではないし、まだ、一花咲かせるだろうと思っているし、勤め人をやるとは思えないし、稼げる仕事はそうやすやすとある訳ないし・・・。
取りあえず退職を決意して、約1年の失業保険を貰いながら考える手もあるけど、う〜む!悩む。
ここまで書いて止めにしていた。そこへR○eから就職の相談があるってケイタイにメールが入ってきた。スポーツクラブをやるとか?(スポンサーあり)実は数年前から彼女とスポーツクラブをやろうか、もう一人の彼が司法試験を諦らめたら、彼の得意なものを使って、輸入雑貨のようなことをやろうかなどと考えていた。payするか否かが不安と言うか、リスクを恐れているとでも言えばいいのか踏ん切りがつかない大きな壁でもあった。
今日、彼女の話を良く聞いてみよう。そして来週の面談で出される条件、更にはもう一人の彼の考えなどを聞いて、じっくりと悩んでみよう。
昨日、いろいろと聞いたけどやっぱりpayするのは難しいと思う。だけどムッシュが会社に残るかどうは別の話だ。
35 2002.2.10 ■この言葉を初めて聞いたのは25年くらい前、ある研修でどこかの住職が言われた言葉だった。妙に心に残っていて、現在までの仕事の進め方のベースになっているような気がする。
よく営業の方が「お客様がこう言ってる」って、我々にいろいろと注文を言ってくるケース。トラブルの時も同じようにお客様を楯に悪いのは設計している側(工場)なんていうケースを何度も経験した。実際に出掛けてみると営業が言っている内容とお客様が言っている内容とではかなりの隔たりがあり、直接お客様が我々にアクションしていれば即答で解決できたなんてことが多々あった。(実際にはテレビの設計をしている人にお客様が直接設計に電話されたら大変なことになりますけどね。)テレビや洗濯機のようにコンシュマー商品ではなく、設備機器や産業機器の場合は、お金を出す人と使う人が違う場合が多いので、食い違いが出るのだろう。
営業は、お金を出す人との交渉、その装置が問題になっている状況を知っているのは使う人で、それを設備の管理者に報告する訳で、これをお金を出す人(経営者など)へ報告、そして苦情してを営業に言ってくる。まだ、直接営業に言ってくればいいのだが、実際には特約店、更には販売店と製品を売るのにルートが長い程、お客様の真実の声が聞こえにくくなっている。
設計がお客様の所に説明に行くような時は、往々にして既に話がこじれているのである。それはお客様が困った事をいつまで経っても解決してあげてないからである。
最初にお客様のクレームを受けた人が、”Fact Finding”していれば真の問題点を報告できるのに「・・・が言ってる」、更にそれを受けたも「・・・が言ってる」と伝えているのが実状で、ここには自分達の思惑が含まれた言葉として伝わってくる。
あまり具体的な事を書くと差し障りがあるので、抽象的にしか書けないが、「困っているのはお客様」ってことを忘れなければ、そして現場には問題解決の答えがあるってことを常に思っていれば、真の”ソリューション ビジネス”に繋がるんだけどなぁ。
”Fact Finding”=”Solution”ですかね。
36 2002.2.16 ■毎日、話題と言えば会社でも通勤途中でも飲み屋さんでも早期退職関連の話ばかり。
無理もないかな?日本ではムッシュの住む地と愛知のT自動車会社の街はその大企業で成り立っていると言っても過言でない。
大なり小なりその企業だけでなくそれに関わりがある人が圧倒的に多い街だからでもある。
ま、お酒のつまみとして格好の話題でもある。他人事だったり、当事者だったり、3月一杯はこの話題は収束しないだろう。

さてさて、会社に残る人はその理由がわびしい、淋しい、悲しい。
残る理由は二つ。一つは家のローンが一杯残っている、もう一つは子供の学校がまだまだある。一家の柱としては当然の責任だと思う。だが待てよ!この会社をもっと力強くするだとか、もっとばりばり仕事をやって・・・とか、ポジティブな思いは聞かれない。
そんな人間ばかりが残って大丈夫なのか?勿論、個々の仕事に対してそれなりに一生懸命やっているとは思いますが活力が感じられませんね。これでは効率だとか改革だとか言っても馬耳東風とでも言えばいいのでしょうか?
現首相もそうだけど、痛みを堪えるにはその先にハーレムがあるからですよ。トップを含めた幹部はアライアンスだとかコアコンピタンスなどとやたら今風の外来語を使ってメッセージを発しても通じないのにね。
株主を大事にするのは企業として当然ですが、そこに働く”人財”に潤いを、夢を与えることが手段なんじゃないですか。
本当に心配だね、残った中高年のモラルが、特に生産現場で働く方々の意欲。3年後にはここに生産現場がないかも知れないけど。
そろそろ春闘も始まったけど、40代後半の方は去年の年収が会社生活の中で最高だったって定年の時に気付くんでしょうね。
間違いなくこれからは年収減になりますよ。労組幹部は会社側の人事・勤労の出先機関だと気付けばいいが。
37 2002.2.28 ■こんなこと書きたくないけど、「政・官・民」どこでも”利権と保身”があるね。日本の歴史をさかのぼってみてもあるしね。
現下のメディアを賑わしているので個々のことについては言いませんがなぜこんなことが起こるかな?って考えてみた。
人の集団が出来るからなんでしょうね。一人だったら絶対に起こり得ないから!
それと豊かさを感じ取る感性が貧弱なのかな?って思ったりもしましす。所詮、政治家になると思った時から「権力」か「名誉」 を我が手に入れたいからでしょうからね。

50才を過ぎ、日本有数の大企業を33年勤めた人間が”独立”というリスクを腹に決めた時「利権と保身」と言う言葉が 妙に脳裏に過ぎったものですから・・・。

38 2002.3.5 ■先日、TV番組で「坂田ジュニアゴルフ塾」塾長こと坂田信弘プロとそこの塾生の小学生の女の子を取り上げた番組をやっていた。
坂田プロを知ったのは10年くらい前、ムッシュがゴルフを始めて間もない頃だ。ゴルフ雑誌に彼のコーナーがあったと記憶 している。(内容は忘れたけど)
彼が全国的に有名になったのは「坂田ジュニアゴルフ塾」を始めて、その塾生がジュニア大会に優勝するようになってからでしょう。
昨年プロになった「古閑美保」も塾生でしたね。
何よりすごいのが、自分の私財を投入して運営している点だ。もちろん全国のゴルフ練習場やゴルフコースも無料で提供して 貰っている訳ではあるが・・・。
スパルタ教育で有名でもあり、連帯責任など現在の世の成り行きとはちと違う教育方針ではある。スパルタ教育で有名だった 現在裁判中の「戸塚ヨットスクール」とは、また違うしね。
前者は世界に通用するプロゴルファーの育成、後者は精神鍛練が軸の点など。
特に感銘を受けたことはコーチに向かって「俺が死んだ後どうする?」と言う問いかけだ。コーチ陣は相手を気遣ったとも
思うが、「そんなことは当面ありえないし、もしそうだったらその時に考えればいい」と答えた。彼は「あんたらは甘い」
だった。
要するに「坂田ジュニアゴルフ塾」は坂田がいなくなっても彼のポリシィーを引き継いでジュニアゴルファーの育成を継続
出来るような仕組みを作らなくてはならないと言ってるのだろう。
ボランティアでやっていながら自分のいなくなった後のことまで考えている人は現在そうはいないだろうな!って思ったものですから 坂田塾の公式HPは→です。http://www.sakatajuku.org/
39 2002.3.10 ■政治的な議論は別にして、彼が大臣になってから一気に白髪が増えたね。
ムッシュも組織の中でいろいろなことを見てるのでちょっと心配です。
我が職場は信じられないくらいメンタルヘルスにかかっている人が多い。
だれがどうこういうと問題があるけど、ムッシュは7年前に今の職場に来て感じたことはやらせっぱなしで、突如思い付きでフォローする。自分のやってたことを教えてあげるとかはなく、報告すると昔自分がやってた時の検討内容を自分のファイルから取り出して、その当時と今深が抱えている技術的な問題が同じだったりする。ノウハウとか技術の伝承がここにはまったくないと感じている。毎日とは言わないが部下の顔色をチェックするとか、心を見てあげるという感性が今の管理職にはないコトが彼等が心の病に至ってしまうっていうのに気付いてないんですね。
ムッシュの子供の頃のように上級生と缶蹴りとか、三角ベースの野球をやったりとか、メジロ取りに行ってアケビを取ったりとか子供の頃に上級生からOJTがあった頃とは違う環境で育ってきているのに、それに気づかないと言うか自分も今の部下達とほぼ同世代に育った管理者だから分からないのかな?幹部のフォローに対しての帳尻あわせにどうしても走ってしまっていて、心と言うか部下いやいや人財に目が行かないのだろう。幹部からのフォローが厳しいので無理な部分も否めないですけど・・・。
やっぱり、ここでも目線と言う物差しがないのだろう。今話題の外務省のキャリアと同じだからね。抜擢人事も最近はあるけど、結局みんなは???って思うというような人事で推薦する上司が自分の使い易い人を抜擢の対象にする訳だから、本社と言うか会社のトップは実態は知らない訳で、まして人事部門は社長や事業グループのCEOからの支持に対する数字的な帳尻合わせしか出来ないでしょうしね。
好き嫌いではなく事業に役に立つ、または可能性を持っている人を推薦するのが抜擢では?また、若いとは年齢ではないことも分かっていないように思える。
石原大臣も変えようとか正しい日本の方向とかいろいろなビジョンがあるから頑張っているのにH製作所と同様に既成事実と言うか、過去のやり方とかそれを壊されると困る重鎮とかがいて心労や葛藤があの白髪に現れているのだと思う。
ムッシュも仕事でいろんな窮地に立った管理職を見てきた。顔色がなくなっている人もね。
一気には変わらないけど、確実にウェーブは来てると思う。”頑張れ!”石原行革担当大臣。
小泉首相は彼の楯になってあげるのがトップの役目でもあるんですよ。分かっている?
ところで、ムッシュがH製作所の強さと弱さみたいな本を書いたら売れるかな?
決して内部告発ではなく、「日立では経営数字を握っているのは設計部長」なんて言う内容で。
今朝の朝日新聞にはキャノンの特許部隊とか言う本がベストセラーになっているようなので、あそこはすごい、15年前にこれで特許を 300件申請した、世界制服をしますって言われた事を今でも覚えているけど、その通りになったもんね。
40 2002.3.17 ■量産技術「同一の品質のものを一度に沢山作る」っていうのが日本のお家芸だった。少なくとも1990年頃までは、その後「高付加価値化」といって、高い値段をつけるためにいろいろな機能をつけてきた家電品を代表とするメーカー戦略。いわゆる”add on”方式だったんですね。
だからどうしても原価が高くなるので、高い値段で売らないとメーカーはやっていけない、単なる目先を変えただけの機能が多かったんだけど。
”コアコンピータンス”コアになる技術の追求が置き去りにされてたんですね。日々、収益でフォローされている民間企業の現状では無理もないのでしょう。
「現任主義」前任者が失敗したのに引き継いだ人がそれを処理しなければ失格なんて言われてきましたからね。
量産の物作りはもう日本ではやらないだろう。10年前から東南アジアに移管しつつあるし、ここ1,2年は顕著に中国に生産拠点を移している。労働力(労働者賃金)があきらかに違うので。
ここで大事なのは、日本には品質の高い商品を作る技術と技能が生き残っていることたよ。「匠」と言われる腕のある技能者はいっぱいいる。この「匠」を日本に残すのではなく、中国に派遣すべきだろ う。これをやると日本のもの作りのKnow−Howが流出してしまうと思われる方もいらっしゃるでしょうね。
東京の蒲田には中小企業で世界的に有名な会社が沢山ある。日本が得意な細かな精度を要求される部品の加工や、金型を作る技術を持っているからだ。たしかルイ・ヴィトンのファスナーも蒲田で作っているのではなかったかな?ここにもミクロの精度を要求される加工技術「匠」が存在しているからだ。
そして、これからは知的な「匠」を育てていかなくては行けないのだと思う。更に、幹部に求められることは「判断の迅速化」「ジャッジ」を速やかにすることだ。
最近は、メディアでもこのようなことを取り上げ始めたけど、内部の者がよく知っているのでね。
もしかしたら本を書くかもしれないと前回言ったけど、実は書いてるんです。ただ売れないのは困るなと悩んでいるが。
41 2002.3.21 ■朝から晩まで、PCとにらめっこ&会議ばかりのリーダーがやけに目に付くおいらの職場。
何とか資料だとか、何とか会議の事前打ち合わせだとか、設計の管理者が経営数字をなぜ作るの?我が社の歴史を顧みると納得もする。
大きな発電所を受注したら、如何に利益を出すようにするかは設計の仕方に依存する訳だからね。この歴史が延々と受け継がれているのでしょうね。
だから、収益や売り上げ予算を設計が積んでいくおかしな構図が定着してるんですね。
いまだに、営業部隊は「受注予算」という馬鹿げた目標設定だもんね。売掛がたってはじめて会社にお金が入ってくるのにね。
受注=予定、(予定は未定なんですが)売上げ=目標(ビジョン)なんですね。目標を立てれば、達成するための手段、施策が出てくるけど、予定とは他力本願な物なのではないでしょうか?
話は元に戻しますけど、「どうやったら売れる」とか「マーケットの創生」とか「トレンドをメーカーが創る」とか言う資料を作るのならいいけど、事業所内の幹部に説明する、更には本社に説明する資料ばかり作っていませんか?次第には数字のお遊びが始まって、数字にビジョンがなくなっていませんか?
毎日毎日夜遅くまで仕事しているのは(”会社にいる”が正しいかも?)いいけど、トレンドだとか、他社の動向だとか異業種(大きな意味デバイスやインフラ)の動向だとかに、もっと時間を割いていかないとますます負けていくよ。いろんな意味負けるとネガティブな資料作りに一層エネルギーを使いはじめる、その間に他社は前に進む。
社内の人とばかり接していないで、社外の人と接する機会を自ら作る努力がない管理者ばかりになってしまっているように思えてならない。
なお、本コーナーはムッシュがスピン−アウトする5月一杯を持って終了する予定です。後2ヵ月ありますのでその間に何回かアップしますと共に、新しいコーナーを企画するつもりです。現在は頭に何の構想もないですが、「ムッシュのプー太郎日記」なんてもんでもやって見ましょうかね。(笑)
42 2002.3.27 ■一人はあの「アイボ」を開発したソニーの上席常務「土井利忠」さんです。
「アイボ」の開発までのことはいろんな所で書かれているのでここでは触れないで置こう。
先日、バラエティーに近い番組に出ていろいろと話されていた中で「イエスマンが会社を潰す」と言われた。ムッシュもまさにそうだと感じていたのでまたまたK/Bを叩き、「言いたい放題」をアップしたくなった。
土井さん曰く、「アイボ」の開発を含め上層部から反対された時に、おっしゃることはごもっともで、私もそう思いますと言うそうです。それは、所謂「売れる、売れない」の価値基準で過去の経験やよそを見たって前例がないと言うことで、判断されるからだと言う。
上層部の意見に同調した後で、「今までにないから面白いじゃないですか!」と言うそうです。
上層部の言うことに対して”ごもっとも”と決して反論していないがイエスマンではない。その後、自分のビジョンを説明して納得してもらってたそうです。
ムッシュの回りで出世街道を歩いているのは「イエスマン」ばかりだ。これが駄目にしてるんだけどなぁ。
もう一人は「山田日登志」さんだ。トヨタのカンバン方式の研究などの著書で有名いだが、それとは異なる”一人屋台生産方式”(セル生産方式)を提唱して、全国の企業を再生させている方です。
これもその方式については、著書などでご覧いただきたいし、以前ムッシュもどこかで書いたかもしれません。
「成功経験しかない経営者が会社を潰す」と言っている。まさにそうなんですね。「オイルショック」や「円高」などの修羅場はあったにせよ、右肩上がりの経済しか経験していない人が現下の「構造不況」に過去のセンスしか持ち合わせていない経営者が何をやっても立ち直れない。もう、戦後時代の方に経営を移してはいかがなもんでしょうか?
それと、相談役や過去の先輩達は一歩譲って「指導」のつもりの口出しは止めてはどうですか?あなた方が言うことでまた、会社が後戻りしたり改革が遅れてしまうのです。
労組はもっと旧態依然とした体質なので、この存在も構造不況脱却の妨げになっているかもしれない。
まもなく去るこの会社の再生は”人”という財産をどう作るかだと思う。物を作るには人作りをしないと中国には勝てないだろう。
そうそう、家電品はカスタマイズ化がキーワードかもしれない。モジュール、ユニットは標準化して商品とする時には個人の要望を取り入れた自分流の家電品が出来上がるという感じかな?
”カスタマイズ家電”とでも名付けようかな?これもまたパクられるかも?そして、数年前に提案した食○洗い乾○機のポイントは既にパクられたし、除菌(抗菌)もまもなくパクられる。パクッてもいいから設計者の心が欲しいね。言われてやってるようじゃ「あんたは設計者?」 と思うこと自体間違いだって気づいてよ。やることが遅すぎだし、例え今回の商品に自分の意図が入れられなくとも設計なんだから、勝手に仕掛けぐらい作っておいて、モニタリングするぐらいの知恵を使えよ。
43 2002.4.3 ■NHKの「課外授業」と言う番組を見るたびに、真の教育とは何か?と考えさせられる。
初めて見たのは1年くらい前だっただろうか?ジャズシンガー「綾戸智絵」さんが母校の小学校を訪れて、子供たちに耳から聞いた音で 「レット・イット・ビー」を歌わせた時だ。
先日は作詞家の「阿久 悠」さんの出演の番組を見た。あるフレーズに子供たちなりに作詞をさせてそれを歌うという企画であった。
この番組を見るたびに感じることは、子供達の持つ”夢””想像力/創造力”の豊かさ、”達成感”を持たせてあげる大人の責任、教える側にも”興奮”を感じる新鮮さ、ことばは”心と知性”を育む等など、我々のように俗世界生活で汚れている大人に考えさせること、忘れていた素直な心を甦らせてくれる。
やはり教育とは”人を育てる”為の手助けであるように思えてならない。「教えることで相手に教えられる。」ということはいつも言うように教える側の目線は生徒と同じ高さでないといけないってことだね。
教える仕事を考えているだけに余計そう感じたのかもしれない。
44 2002.4.10 ■昨今メディアでリストラの議論する場面がかなり多いですね。経済評論家や政治家の方々、リストラの現場に居合わせていない方がいろいろ言っても真実味が無いと思うけど。
業種毎あるいは会社毎事情は違う訳だし、経営者、管理者、一般社員とそれぞれの立場で感じることは違う訳なのに、一般論で議論しないで、自分自身の目で"Fact Finding"してから喋ろうよ。緒戦は上っ面のリサーチして知ったかぶりしてるのでは?
ただ、リストラクチャリングの真の意味とはかなり違った方向になっているのも否めない。体のいい「肩叩き&首切り」になっている。失業率もどの部分を取って出しているのか知らないが、政府発表の2ポイントくらいは上だろう。
メンタルヘルスという病気でチョット会社に来たと思ったら、また長期休業の繰り返しをしている人は不思議と退職しない。ある一面から見たら企業ではマイナスの負担。本人になった経験が無いからわからないが、ここにいればクビになることはないと計算もしているのかなぁ。ちょっとうがった見方かもしれませんが・・・。会社行きたくない病なんだと思うけど。組合も無い中小ではとても抱えきれないよ。
リストラという言葉が忘れられる日が早く訪れるよう、個々に切磋琢磨していきましょう。自分が頑張れば絶対に企業は再生するし、自分も豊かになるよ。ただ、身体を使う前に頭を使うことを忘れないでください。
もう、今回を持ってリストラについてはもう語りません。
ムッシュも新たなスタートを切る予定ですが、自分の努力なくしてはお金が稼げない辛い?楽しい?不安な第一歩を踏み出しますので。
45 2002.4.20 ■イントラネットでいろいろな社内情報を得ることが出来るようになっている。 4/1に分社した訳だがメインシステムは本社のものを使っているのかな?
そんな中、今、世間を騒がしている某銀行のような珍事が発生した。
イントラで個人の退職金が試算できるシステムがある。 退職を判断する時に当然、試算をして一つの判断指標にした訳だ。 いよいよ退職の日にちも決定したので、 改めて試算をしてみた。驚いたことに”ん百万円”も1ヶ月前の試算より増えていた。
細かい数字は覚えてなかったが、百万円単位の額は覚えている訳で何故だろう? システムのバグかな?仕組みが変わって増えたのかな?そんな訳ないか! などと 考え、翌日改めて確認してみようと改めて試算してみた。 やっぱり前日と同じだ。本当かいな?いよいよ、社員ポータルの問合せセンターに 電話で確認、調べて連絡しますとのこと。問合せセンターもアウトソーシングして いるので、社内の勤労(総務)に問い合わせてみた。
結論はバグで表示された数字は間違い、小生の金額はxxxxxとか、勤労からの 担当が電話の先から具体的な数字を言ってきた。
ここで問題が何点かある。
一つは、こんな大事なことでバグを出すシステム設計、デバッグ、PCLなどの 不備である。早期退職の申し込み終了後であったのが不幸中の幸いか。この数字 を見て退職を判断したとしたらどうなるのだ。 所詮はシステムを作ることだけにしか目がいかないからこうなるのだ。使う相手の 目線でユーザースンターフェイスを考えない弊害だ。
二つ目は、勤労部門である。
こういう大事な数字の正否を確認しないアホ!また、電話の先で個人の退職金の数字 を平気で言う無神経さ、おいらの個人情報をあんたの回りの人が聞いてる訳だよ。 このようなことに最大限の配慮を持たなければいけない部署なのに、アホ! と言うことは、勤労の職場の中では個人情報をシークレットではなく、メモのように ずさんに管理されてるってことに他ならない。
三つ目はエラーメッセージである。
昨日、こんな大事なことは修復するまでコンテンツに入れないようにプロテクトかけろ! と勤労と問合せセンターに確かに言いました。小生は事情を知っているからいいけど、 昨日まで使えたサービスなのにエラーメッセージが「このメニューはサポートされていません。」 である。アホ!また作る側の論理である。昨日まで使えたサービスなのになんて言う 言い草だ。せめて「現在メンテナンス中です。」くらいが最低レベルの表現だろう。
”サービスしてやってる。”姿勢だからこんな表現になるのだ。本当に駄目な幹部 しかいないから、駄目な管理職、駄目な担当者になっちゃうんだ。アホ!
これは今アップしたら内部告発になるかも?退職後にアップするか?
まっ、久々の「言いたい放題」が爆発したと言うことで・・・。
46 2002.5.4 ■日産自動車のカルロス・ゴーン社長は企業再生のカリスマようにメディアで取り上げられることが多いね。
日本人では過去のしがらみとか、人間関係とか、ドラスティックな改革が出来ないので外国から経営者を 招き入れて大鉈を振ってもらう。
でも、過去にはマツダにも外国人経営者を招いていたけど、必ずしも再建したとは言えない。と言うことは 日本人、外国人という括りではなく、経営者がいかニ現状の把握(認識)、経営ビジョン、信念を持ってい るかってことになるのでは???
以前、紹介した伊藤忠社長の「丹羽宇一郎」さんが言った言葉でとても気になるものがある。どん底状態 から立ち直るには経営者に”狂いに近い確信”なければならない、って言う言葉だ。また、”株主、社員、 お客様”に信頼され喜ばれる会社作りを目指さなければならないそうです。ここで、一般に「株主」と 「お客様」とよく言うが「社員」に信頼、喜ばれる会社を目指すといったのが印象に残った、他の人と違う魅力なんだと思う。。
そうそう、日立の家電品の設計、製造、販売する会社が4/1に本体から独立した。その名前は「日立ホーム &ライフ・ソリョーション株式会社」です。なかなか言いにくい名前ですが、その会社の社長は若干53才、サザンがとても好きらしい「瀬端久仁雄」という方です。
先日、工場に就任挨拶に来られましたが、全員の前で「新会社は日本の家電業界のビジネスモデルになる ためにも、皆さん一人一人が今までと変わってください。そして、申し訳ないですが、1年間は給料をカット しますが、我慢してください。」単刀直入でなんか魅力のある方でした。彼の発する言葉にも”狂いに近い確信” が感じられます。
1,2年後日立の家電が立ち直っていたら、メディアに出られるでしょう。本人は結構目立ちがり見たい ですからね。注目の方です。 回りは昇進で追いぬかれたなんて気持ちを持たず、彼を信じて改革を推し進めるかが最大の課題ですが。
スピン・アウトすると彼の発信していることが聞けない、見られないが気になる人物でもある。
47 2002.5.11 ■何故だろう?最近ふと生まれ故郷というか、小学校時代までを過した山口県小野田市と宇部市を訪れてみたいと 思うことがある。
幼く貧乏な時代(多分、昭和30年代に小学生だった子供の家庭はほとんどが貧乏だったんだろう)、食べる ことに汲々としていた時代に過したところがどんなとこだったのかなぁ?と言う感じなんだろう。
いわゆる「郷愁」ってやつでしようかね。
実際に訪れたら脳裏にある昭和30年代の風景(大きなハスの浮かぶ沼、裏山の松林など)とはかけ離れた 状態になっているのでしょうが、その当時に戻ってみたいのかもしれない。 退職したら行ってみようと思っている。記憶を辿りながら、ぶらり一人旅で!
48 2002.5.18 ■このコーナーもいよいよ第4コーナーを回った。ラスト前の話題として「若手の抜擢」について考えてみた。
一つは「若手」の定義についてである。ややもするといやいやほとんどが年齢で決めている。はて? ムッシュは違うと思う。心というか”感性の若さ”ではないでしょうか?バイタリティーって言う言葉は 今や死語ではないかと思うほど、行動力が無い人ばかりだ。自ら動こうとしない、自分で判断をせず、何でも お伺いを立ててOKが出てからしか動かない。責任回避?自己保身?だから仕事が遅くなるんだよ。 こんな中間管理職の人を「若手」と言えるの?
もう一つは若手の抜擢と言うことをノルマ化してませんか?
トップが「若手の抜擢」をすると言う方針を出すと、各組織毎一人出すとか、数値のノルマみたいになんでも かんでも、出さないといけないみたいにね!いつも言うけど”人財”なんですよ。資質とか、未来への期待と かを考えて決めるべきでしょうね。「成果主義」を前面に言い出しているのだから、公平な物差しを提示すべ きだし、評価基準をデスクローズすべきでしょうね。
ムッシュの目から”えっ?”って言うのがあるもんだから、いえいえ、他の人も同じことを言ってますよ。 もちろん、当然と思える人事もありますけど、特に以前の仕事一緒にやっていた若手は本当に優秀な人財ばかり だったもんね。そうだ、若手と言っても年齢的には40代になってしまったけど・・・。来週にその優秀な 若手だった集団の所に挨拶に行ってきます。多分、彼等の中から事業所長(大名みたいなポジション)が出る だろうと期待してます。
最後に絶対にやっては行けない人事は「好き嫌い人事」である。本当に多いね、これが!
49 2002.5.25 ■昨年、このタイトルでミスターこと長嶋監督が勇退する時に書いた記憶がある。 その時は、ムッシュはまだ早いと言ってたが半年後の今その時が来てしまった。
人事異動が正式に発表になってから、場内外の方に”何故、どうして?”と 同じことを聞かれる。答えは「今回の早期退職制度を事業資金にして、シニア を対象にした仕事を娘のR○eとやる。」と、ポジティブな気持ちで退職 するんですと言い続けている。
振る舞いも明るく、あたかも夢を持ってスピン−アウトしますって感じでね。 本音はこのムッシュの「言いたい放題」ファンの方は大よそ察しがつくでしょうが。 あと一週間、実質は出張やなんかで3日か?最後まで、この振る舞いを忘れず 心掛けていこう。
先日、某事業所の幹部及びワープロの設計をやっていた頃一緒に仕事をした 人達のところに挨拶に行ってきた。 そこで素敵な言葉に出会った。”お疲れさまでした。”である。ムッシュには とても暖かく感じられた言葉であった。今まで、定年退職された方々が挨拶に 来られた時にムッシュがそのような言葉をかけていただろうか?失礼はなかった と思うが、自分にかけられて我が行動を振り返った次第である。 お世話になった方々への挨拶のし忘れはないと思うが、 《引き際の美学》改めて考えてみたが、大それたことをするのではなくお世話に なったお礼と感謝で締めくくることではないかと思う。
いよいよこのコーナーも次回が最終回、最終回は個別に感謝の言葉を述べます。
50 2002.5.29 ■だれが1番と言うと差し障りがあるので、時系列に列挙してみたい。
1.25才の小生に社内カレッジ受験を推していただき、朝7時から物理を教えていただいた現在某研究所の主幹”N氏”
2.前記カレッジ入学前からプライベートでお付き合いしていただき、カレッジ卒業後設計で一緒に仕事をやることになった 現在は千歳にある某関連会社開発センター長の”A氏”(現在は東京勤務とか)
3.WP(ワープロ)の設計をしていた時に、トレンドのキャッチアップと言うか何事にも野次馬根性を持っていること、またYes,No をはっきり言うように教えられた、緻密な”T氏”関連に出られた後どうされてるのだろう?この人みたいな方が役員になれる 会社だったらいいのになぁ。
4.同じくWP時代から現在まで仕事で指導していただいてる新会社の取締役の”M氏”
5.現在の職場に来てからとにもかくにも処遇面を含めて良くしていただきお世話になった事業部長”H氏”
6.同じく昨年まで一緒に仕事をした関連会社に出られた理事の”N氏”処遇面もさる事ながら人間味を感じさせられた。
7.モバイル関連の商品企画をやっている執行役員の”M氏”今回の退職に当たっては,都内勤務の方々に声をかけて激励会を開いていただき、重ね重ね深謝。
上記以外にも本当にお世話になった方が多い。現在のムッシュがあるのは皆さんのお陰だと改めてお礼申し上げたい。
それとプライベートなことだがどうしても頭の中から離れない一人の女性がいる。当然、結婚されてお子さんもいらっしゃる でしようが、お会いできるものなら是非お会いしたい。確か横浜の方にいらっしゃるとか聞いていますが・・・。
テレ朝の「徳永有美」アナウンサーと女優の「松嶋奈々子」さんを見るたびに思い出すとっても素直だった○ちゃん、子供達のママには失礼だけど ママと別れる原因の一つでもあったので、まっ!いいか。
今回をもってムッシュの「言いたい放題」は終了させていただきます。このコラムには結構ファンがいたそうですが、 コラムに対するご意見を掲示板にでも書いてくださればよかったのに。ROM(Read Only Member)も 大事なムッシュの?いやいやコラムのファンでしたから、本当にありがとうございました。
また、33年間お世話になりましたムッシュを育てていただいた日立製作所にも心からお礼申し上げます。
6月から新たな一歩を踏み出していきます。楽しみより苦悩が多いと思います。これからもお世話になるかもしれませんので その節はよろしくお願いします。
そして、新コーナー「プー太郎日記」をスタートしますので本コーナーも同様にご贔屓のほど宜しくお願いします。
なお、初めてご訪問いただいた方はトップから見てください,かなり好き勝手に書いてますので冷やかし半分で見るのは楽しいと思います。
ありがとうございました。日立製作所&日立で仕事を一緒にしていただいた方々。これからもよろしくお付き合いください。m(__)m